とうもろこし 大和ルージュ

登録日:2023年7月30日

大和ルージュ

大和ルージュ

先日、スーパーの直売コーナーで赤いとうもろこしを発見。もしやと思い手に取ってみると、昨年から食べてみたいと思っていた「大和ルージュ」でした。奈良県の種苗メーカー「大和農園」が開発した品種で、日本初の赤いスイートコーンとして2022年に発売されたものです。なお、大和ルージュという名前は公募で命名されたブランド名(商標)で、品種名は「YSCR-2202」とのこと。

大和ルージュ

ちなみに大和農園からは見た目がそっくりな「もちもち太郎パープル」という紫とうもろこしが発売されています。しかし、もちもち太郎パープルはもちっとした食感の「ワキシーコーン」に分類され、大和ルージュのほうは一般的な甘味種の「スイートコーン」に分類されます。そのためこの珍しい赤色のスイートコーンが気になっていたというわけです。

大和ルージュ

大和ルージュの特徴としては、重さが約300gで、糖度は16度程度。粒はアントシアニンによる濃い赤紫色でヒゲまで赤く、さらに芯も赤紫色をしています。食べ方は普通に加熱してかぶりつくほか、粒をそいでとうもろこしご飯にしたり、スープにするのもおすすめだそうです。ただ、大和ルージュは黄色いコーンのようなジューシーな食感ではなく、少しもちもち感があるということです。

大和ルージュ

今回購入した大和ルージュはずっしりと大きく、皮をむいた状態で約290gありました。穂先まで粒がぎっしりと詰まっていて、全体が濃い赤紫色です。食べる際には、蒸すかレンジで加熱したほうが色落ちが少ないということなので、今回は蒸してみることに。なるほど、確かに濃い紫色はしっかり残っています。でも表面の色素は少し溶けていて、食べるときに持っていた指先がちょっと赤紫色になりました。うっかり服に付かないよう注意したほうがいいかもしれません。※写真は蒸したもの

大和ルージュ

食感はというと、特徴通り少しもちっとしていて歯ごたえを感じます。果汁はやや少なめですが、糖度は18度と高く、甘さがあって食べ応えも十分。一般的なスイートコーンとは一味違うおいしさでした。また粒は赤色と黄色のツートンカラーになっていて、1列ごと手できれいに外すことができます。ばらした粒でコーンの天ぷらも作ってみましたが、こちらも美味でした。

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