とうもろこし 紫とうもろこし

登録日:2021年8月22日

紫とうもろこし

紫とうもろこし

とうもろこしといえば、粒が黄色くて甘い「スイートコーン」が一般的ですが、ほかにもコーンスターチに適した「デントコーン」や、飼料向きの「フリントコーン」、もちもちとした食感の「ワキシーコーン(もちとうもろこし)」などいくつかの種類があります。

紫とうもろこし

この「紫とうもろこし」はワキシーコーンに分類されるものです。粒がツヤのある濃紫色をしていて、もちっとした歯ごたえとやさしい甘味が特徴。普通のスイートコーンに比べると甘さや果汁は少ないですが、うまみがあって食べ応えもあります。

紫とうもろこし

ちなみに、ワキシーコーンは「黒もち」や「もちきび」などともいわれ、日本でも昭和中期頃までは親しまれていました。少量ながら現在でも作られていて、昔ながらの在来種のほか、2019年に大和農園からリリースされた「もちもち太郎パープル」といった品種があります。もちもち太郎パープルは糖度が高くて食味がよく、サイズも300g(皮つき)程度と大きいことが魅力。アントシアニン色素が多く芯も紫色になり、粒を包む外皮にも紫色が出ます。

紫とうもろこし

今回購入したものは品種が不明ですが、外観からもちもち太郎パープルのように見えます。重さが皮付きで約310gあり、粒や芯だけでなく皮も紫色に着色。粒がきれい並んでいてつややかです。これを6~7分ほどゆでてから食べてみると、本当にもっちもち! スイートコーンとはまったく違う食感で水分も少なめですが、噛むごとにうまみが強まります。

紫とうもろこし

また芯から粒をはずしやすいのもポイントで、バラバラにしてからバター醤油風に炒めても美味。そして水で溶いた小麦粉に混ぜておやき風に焼くと、さらにもっちり感が増してクセになるおいしさでした。

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