枝豆 だだちゃ豆(晩生甘露)

登録日:2021年9月19日

だだちゃ豆(晩生甘露)

だだちゃ豆(晩生甘露)

これは1週間ほど前に食べた山形県鶴岡市の特産「だだちゃ豆」です。だだちゃ豆とは、特有の風味を持つ茶毛在来種の枝豆のこと。鶴岡地域の伝統野菜として江戸時代から栽培されていて、いくつかの品種系統があります。

だだちゃ豆(晩生甘露)

今回購入したのは「晩生甘露(ばんせいかんろ)」という品種です。だだちゃ豆の出回り時期は7月下旬から9月なのですが、これは晩生というだけあって、シーズン終盤の8月下旬から9月上旬が収穫期。味と香りが強くて人気があるそうです。

だだちゃ豆(晩生甘露)

この晩生甘露は、さやが深みのある緑色で、表面のうぶ毛は茶色。アップで見ると短い茶毛がふさふさしているのが分かります。そして塩を入れた熱湯でゆで始めると、すぐさま枝豆の芳ばしい香りが立ち込めてきました。食べる前からそのおいしさが確信できるほどです。

だだちゃ豆(晩生甘露)

さて、ほどよくゆであがった晩生甘露を食べてみると、さすが山形県を代表する枝豆というだけあってとても美味です。豊かな香りと甘さが抜群で、さやをつまむ手が次から次へと止まりません。価格は一般的な枝豆に比べると少し割高でしたが、大満足の味わいでした。

だだちゃ豆(晩生甘露)

ちなみに、だだちゃ豆には「早生甘露」と「甘露」という品種もありますが、これらは7月下旬から収穫される早生種です。また、晩生甘露より収穫期の遅いものに「平田」や「尾浦(おうら)」といった品種があり、これらは9月中旬頃まで出荷されます。とはいえ、だだちゃ豆はパッケージに品種名が記載されていないので、基本的にどの品種なのかは分かりません。今回は店頭で品種名が表記されていたので、購入時に確認することができました。

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