アスパラガス ゼンユウガリバー
登録日:2025年5月4日
ゼンユウガリバー
先日、直売所で「ゼンユウガリバー」というアスパラガスが売られていたので購入してみました。スーパーではアスパラガスの品種名が書かれていることはほとんどありませんが、直売所だとたまに明記されているのでつい手に取ってしまいます。
ゼンユウガリバーはサナテックシード(旧パイオニアエコサイエンス)が育成した品種で、頭部の締まりがよく、太さがあって生育が均一なことが特徴。また収量が多くて質もよいとのことです。そして名前にあるゼンユウは漢字で「全雄」と書き、全部が雄株となります。
アスパラガスには雄株と雌株があり、どちらでも普通に育ちますが、雌株は実ができるため、落ちた種が発芽して雑草化するという問題があります。一方、雄株だけだとその心配がなく、収量や茎のそろいもよいとされ、生産効率が高いのだそう。ちなみに同社にはほかにも全雄品種として「ゼンユウメーデル」や「太宝早生」などがあります。
今回入手したものは長さが22~23cm、太さは1.2cmほどで、全体がきれいな緑色。茎がスッと伸びたきれいな形です。穂先に関しては一般的に雌株のほうがギュッと締まり、雄株は少しゆるめだったり隙間が見られることがありますが、このゼンユウガリバーはなかなかよい締まり具合に見えます。
まずはゆでて食べてみると、コリっとした歯ごたえで香りがよく、アスパラらしい甘味もしっかり感じます。鮮度がよかったのでみずみずしさもあり、何もつけなくてもおいしいです。さらにバターソテーにもしてみたら、これまた風味に奥行きが出ておいしさが各段にアップしました。
- 前へ 恋むらさき
アスパラガスの並び順で見る
- 前へ イタリアン春菊
日付の並び順で見る