からし菜 中島菜
登録日:2025年1月20日
中島菜
石川県の能登地方の伝統野菜「中島菜」を食べました。旧中島町で古くから受け継がれてきた漬け菜の一種で、漬け物をはじめ炒め物やお浸しなどにして味わいます。
来歴はよくわかっていませんが、江戸時代末期または明治時代から栽培されていて、長年に渡り家庭用として消費されていたとのこと。それが近年になり流通量は少ないものの商業用としても扱われるようになったそうです。
中島菜は軸(葉柄)が細めで、葉にギザギザとした切れ込みがあるのが特徴。からし菜やわさび菜のようにピリッとした辛みとほろ苦さがあり、それが持ち味となっています。
この中島菜は軸が5~6本程度で1株になっていて、葉のフチは浅めのギザギザに。試しに生のままで少しかじってみると2秒後にピリリと辛さがきました。なるほど、からし菜っぽいです。ということで1/3を浅漬けに、残りをお浸しにして食べてみることに。
浅漬けは事前に塩もみをしたからか苦みや辛みは感じず、深みのあるうまみとほどよい塩気がなんとも美味。野沢菜のようなシャキっとした歯ごたえでみずみずしく食感もよいです。そしてお浸しはまったくもって辛みも苦みもなく、これまたおいしいです。ほうれん草や小松菜などとはまた違う味わいで、しっとりとしていて食べやすかったです。
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