カリフラワー 遠州あか花やさい(紫カリフラワー)

登録日:2020年3月15日

遠州あか花やさい(紫カリフラワー)

遠州あか花やさい(紫カリフラワー)

これは紫色のカリフラワー「遠州あか花やさい」です。以前、緑色のカリフラワー「遠州みどり花やさい」を食べた感想を書きましたが、これはその色違いバージョン。増田採種場が育成した品種で、花蕾が紫~赤紫色になる個性的な野菜です。

遠州あか花やさい(紫カリフラワー)

ちなみに紫カリフラワーには「バイオレットクイン」や「パープルフラワー」という品種もありますが、バイオレットクインはゆでると色落ちして濃緑色になってしまいます。一方、遠州あか花やさいとパープルフラワーは、ゆでても少し紫色が残るのが特徴。青っぽく変色はしますが、ゆでても色彩を楽しめるのがポイントです。

遠州あか花やさい(紫カリフラワー)

さて、この遠州あか花やさいは直径約15㎝で、花蕾はきれいな紫色をしています。ただ、収穫するのがわずかに遅かったのか、アップで見ると少しつぼみが成長して、今にも開きそうな感じです。でも茎はきれいな緑色で葉はピンとしています。

遠州あか花やさい(紫カリフラワー)

普通にゆでてみたところ、ゆで汁が青くなり、花蕾は紫色から青紫色に変色しました。色だけ見るとちょっと怪しげな感じもしますが、食べてみると歯ごたえがよく、ホクっとした食感。ほんのり甘味も感じられ、普通のカリフラワーと同じようにサラダにしたらとてもおいしかったです。なかかなか珍しい色をしているので、家庭ではもちろんレストランなどでも活躍してくれることでしょう。

遠州あか花やさい(紫カリフラワー)

なお遠州あか花やさいは、加熱後に青っぽくなってしまっても、酢をかけると赤紫~ピンク色に戻ります。甘酢漬けにしたり、酢の効いたドレッシングをかけることで、鮮やかな色が楽しめるというわけです。この写真はゆでたあとに酢をかけたもので、ピンクに変わりました。

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