ブロッコリー ケロッコ
登録日:2021年4月11日
ケロッコ
これは「ケール」と「ブロッコリー」を掛け合わせて誕生した「ケロッコ」です。2018年から発売されている新野菜で、開発したのは住化農業資材。ぱっと見は菜花のような感じですが、葉の中心に「スティックセニョール(茎ブロッコリー)」のような細いブロッコリー状の茎とつぼみがあり、葉も太めの茎もすべて食べることができます。
葉はケールを思わせる濃い緑色をしていますが、ケール特有の苦みはなく、ほんのり甘味があるのが特徴。ゆでてお浸しやサラダにしたり、炒めたり蒸したりといろいろな食べ方で味わえます。また、βカロテンやビタミンCなどを多く含んでいるというのも魅力です。
このケロッコは葉が濃緑色で、茎は太いものだと直径1cmほど。どのようにして食べるか迷いましたが、ここはシンプルにゆでてマヨネーズで食べてみることにしました。先に太い茎の部分を半身浴のようにゆでてから、その後全体に火が通るよう浸して2~3分ほどゆでればOKです。火の通りを早めたい場合は、茎に少し切り目を入れておくとよいかもしれません。
カットして小皿に盛るとなんだか菜花のお浸しのようです。まずは何もつけずにそのまま食べてみたところ、本当に苦味はありません。ブロッコリーのような風味があり、太い茎もやわらかくコリっとした食感でなかなか美味。マヨネーズをつけるとうまみが引き立ちます。
ゆでたものをさらにベーコンと一緒に炒めてみたら、こちらもまたおいしかったです。ベーコンの濃い味とケロッコの相性がよくてお箸が進みます。
ちなみに収穫期は暖地であれば10月から5月頃とのこと。頂花蕾を摘除したあとに出てくる10cmほどの側枝を摘んでいくのだそう。今はもうシーズン終盤だったためか、このケロッコはつぼみが黄色くなっていました。
ところでこのケロッコ、見た目も味わいも以前食べた「アレッタ」に似ています。そう、アレッタもブロッコリーとケールの掛け合わせです。アレッタは2011年に品種登録されているので、アレッタのほうが先輩になりますね(アレッタを食べたときの感想はこちら)。
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