キャベツ ふゆおこ

登録日:2024年2月25日

ふゆおこ

ふゆおこ

珍しくキャベツの品種が明記されていたので購入してみました。これは「ふゆおこ」という名前で、増田種苗場とオタフクソースが共同で開発した品種になります。おこは「激おこ」的なおこなのか、「冬に起こす」的なおこなのか、と一瞬思いましたが、「おこ」はお好み焼きの「おこ」のようです。オタフクソースなのでそりゃそうですね。

ふゆおこ

ふゆおこはお好み焼きに最適なキャベツを目指して育成されたもので、葉がかためで水分が少なく、火を通すことでホクホクとした食感になるのが特徴。水っぽくならずシャキッとしていて、蒸すとホクっとして甘味もあり、おいしいお好み焼きに仕上がるということです。

ふゆおこ

なお、ふゆおこは収穫期が2~3月頃なのですが、ほかに「はるおこ(3~4月)」「なつおこ(5~10月)」「あきおこ(11~1月)」の仲間がいます。これら「おこ」シリーズは季節ごとに耐寒性や耐暑性といった特性を持ち、1年を通して収穫が行えるとのこと。なお、ふゆおこは厳冬期でもアントシアンが出ないので、外葉が赤紫色になりにくいそうです。

ふゆおこ

このふゆおこは重さが約1kgと一般的なキャベツのサイズで、葉は鮮やかな濃緑色。また、紹介文に球内部は黄色が特に濃い、とあったのですが、確かにカットすると内側は濃い黄色でした。そして葉はぎゅうぎゅうに詰まっているのではなく、適度に隙間もあります。試しに生のまま葉をかじってみると、本当に葉がしっかりとしていてパリパリとした歯ごたえでした。

ふゆおこ

さて、「おこ」を体感するため食べ方はお好み焼きに決定。さっそくキャベツをカットしていきます。おお、包丁を入れるたびにザクザクと葉のかたさが手に伝わってきます。そして焼きあがったお好み焼きはというと、なるほど納得の味と食感です。お店で食べるお好み焼きのようなホクっと仕上がりでとても美味。たまに水分が多いキャベツで焼くとべちゃっとすることがあるのですが、これは文句なしの出来でした。ちなみに、皿うどんや回鍋肉に使ってもおいしかったです。

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