なす 寺島なす(蔓細千成なす)

登録日:2016年10月3日

寺島なす(蔓細千成なす)

寺島なす(蔓細千成なす)

江戸東京野菜の「寺島なす」を購入しました。寺島なすは、かつて墨田区にあった寺島村という地域で生産されていたナスで、「蔓細千成(つるぼそせんなり)」や「江戸なす」の別名を持ちます。江戸時代から大正時代にかけて多く栽培されていたそうですが、関東大震災の影響で栽培地が失われ、長らく途絶えた状態になっていました。そして2009年に地元の小学校が復活させることに成功。今では江戸東京野菜としても認定され、再び味わえるようになりました。

寺島なすの特徴は、サイズが小さめで丸みがあり、皮はツヤのある黒紫色。肉質は締まり皮がかためということです。この寺島なすは、長さが8~9cmと小ぶりながら手に持つと重みを感じます。今回は揚げ浸しとパスタに使ってみました。

揚げ浸しのほうは、一般的ななすに比べて確かに皮が少しかために感じましたが、果肉はやわらかくとてもジューシー。風味が強めでうまみが詰まっていて美味です。パスタのほうは、ベーコンと一緒に炒めてからトマトを投入。途中、なすを炒めた段階でひと切れ取りだして塩をかけてつまみ食いしてみたところ、適度な歯ごたえがあってこれだけでもおいしかったです。もちろんトマトとからめても存在感があり、寺島なすをしっかりと味わうことができました。

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