その他の野菜 おかのり(陸海苔)

登録日:2021年10月17日

おかのり(陸海苔)

おかのり(陸海苔)

これは「おかのり(陸海苔)」という葉野菜です。「オクラ」や「モロヘイヤ」と同じアオイ科の植物で、ネバネバ成分があるのが特徴。「冬葵(フユアオイ)」の変種だそうで、大きめの葉と軸(葉柄)の部分を食べます。ちなみに「ツルムラサキ」と「オカワカメ」も同様にぬめりがある葉野菜ですが、これらはツルムラサキ科の植物になります。

おかのり(陸海苔)

おかのりは葉を広げるとうちわのような形をしていて、サイズは8~10cmほど。これを乾燥させてサッとあぶると海苔のような感じになることが名前の由来だとか。スーパーではほとんど見かけない珍しい野菜ですが、種は普通に売られていて家庭菜園で作っている人はけっこういるようです。

おかのり(陸海苔)

今回購入したおかのりは、軸の根元でカットされていて、ブーケのように束ねられていました。初めて食べるのでレシピを検索すると、お浸しや胡麻和えのほか、細かく刻んで醤油であえたり、天ぷらにしてもおいしいとのこと。ということで、お浸しと天ぷらを試してみることにしました。

おかのり(陸海苔)

まずはお浸しから。茎のような長い軸からお湯に入れて2~3分ゆで、冷水にとってぎゅっと絞り、適当にカットすれば完成です。絞るとぬめりが出てきて、モロヘイヤやツルムラサキを彷彿とさせます。味は、葉の部分は少しヌルっとしたやわらかい食感で、軸の部分はシャキッとした歯ごたえ。クセや苦味はなくなかなかいけます。

おかのり(陸海苔)

そして天ぷらは薄く衣をつけて、低温でパリッと揚げます。こちらはサクサクとしていて、塩を振るだけでとても美味。かなり気に入りました。こうして見ると、ちょっと海苔のようにも見えるので、おかのりという名前に納得です。

過去のブログを見る