タアサイ タアサイ
登録日:2022年2月6日
タアサイ
冬は葉野菜の甘味が増してくる季節です。ほうれん草や小松菜といった周年出回っている野菜も、冬の厳しい寒さにさらされるとより甘味がアップします。この「タアサイ(ターサイ)」も同様で、1月から2月頃がとくにおいしいシーズンです。
タアサイは中国野菜の1つで、葉が濃い緑色をしていて表面が少し縮れているのが特徴。小松菜のように株が立っているものもありますが、今の時期は大きな花のように広がっているものも多く出回ります。
タアサイは炒め物やスープ、煮物、お浸しなどいろいろな食べ方ができ、あくがないので下ゆでの必要がありません。味もクセがないのでどんな食材とも相性がよく、お肉や魚介類などと一緒に調理すればメインのおかずにもなります。
今回は、葉が大きく広がったものと、普通の形のものを買い、味の比較をしてみることにしました。大きいほうは直径が約38cmもあり、同心円状に葉が広がって、菊の花ような見事な形をしています。普通の形のタアサイと並べると、同じものとは思えないほどの違いです。
葉が広がったタアサイは量が多かったので、厚揚げ炒め、豚肉炒め、バター炒め、お浸し、みそ汁といろいろ作ってみました。炒め物はやわらかさの中にシャキッとした食感もあり、肉厚でうまみもあってとてもおいしいです。バター炒めやお浸しもシンプルなのに美味。また、小さいほうのタアサイはお浸しだけにしましたが、こちらもソフトな食感でおいしく、タアサイ三昧が楽しめました。
ちなみに、タアサイが2つの異なる形になるのは栽培時の気温によるもの。気温が高い春まきは株が立ち性となり、気温の低い秋まきは地面を這うように葉が広がります。気になったので調べてみたところ、この小さいほうのタアサイはハウスで栽培されたものでした。
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