ブラックのジョー

これはサカタのタネから発売されている「ブラックのジョー」という黒皮栗かぼちゃです。2018年から本格的に流通し始めた新品種で、名前の通り果皮の黒さが特徴となっています。形は偏円形で、重さは2kg前後。黄橙色の果肉は甘味があり、粉質でホクホクとした食感です。また着果性がよく家庭菜園でも作りやすいとのこと。

黒皮栗かぼちゃは基本的に皮が暗緑色ですが、品種や栽培状況などによっては黒っぽさに差が出ます。また、かぼちゃは収穫後に貯蔵することで糖度を高めるのが一般的ですが、貯蔵中に果皮の色が少し薄くなってしまうこともあります。しかしブラックのジョーは貯蔵しても色の変化が少なく、ほぼ黒に近い濃い黒緑色をキープするのだそう。

今回購入したブラックのジョーは、本当に果皮が黒かったです。過去に「えびす」や「みやこ」などいろいろな黒皮栗かぼちゃを撮影してきましたが、それらと比べても明らかに黒々としていました。重さは1.3kgと平均果重よりは少し小さめですが、果肉は濃いオレンジ色で十分に完熟しているようです。

食べ方はいつものように煮物と天ぷらに。煮物はこれでもかというほど粉質で、ホクホク以外に言葉が見つからないくらいホクホクです。天ぷらも甘味があってとてもおいしく、これぞ栗かぼちゃといった感じ。数日かけてブラックのジョーを堪能しました。

ところで、このネーミング。黒いからブラックなのは理解できますが、なぜにジョー？　と思ったら、「ブラックの果皮が常（ジョー）に保たれる」というのが由来だそう。なるほど！　ちなみに昨年は苗の販売時に漫画「あしたのジョー」とコラボしたキャンペーンも行われていました。パンチのきいたコラボですね。

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